外構工事 怒っても嘆いてもダメなもんはダメ。大事な事は何か？
いつもお世話になっております。
LUCE代表の綱田です。
昨日はプランナーのEGAWAやスタッフのTSUJIが、ブログで毒を吐いておりましたが、今日は私も毒吐こうかな。
〜〜〜今日は瞑想〜〜〜
『見積･プラン無料』･･･、これは外構エクステリア業界に大いなる発展と共に、大いなる汚点を与えました。
いまやエクステリアCADは進化に進化を重ね、はじめてパソコンを触った人でさえ、数日から数週間でそれなりの図面が描けてしまいます。もはやCADではなくお絵描きソフトとなりつつあります。
このことがダメなのではなく、きちんと活用すれば、本当に短時間でお客様のニーズに合うプランを正確に図面化することが可能であり、我々にとってもお客様にとっても、非常に有益な代物であることは間違いありません。
そしてこのエクステリアCADの進化こそが、『プラン･見積無料』の原動力となるわけです。
もちろん、この簡単なCADシステムを使用すれば、プランをするのに経費が掛からないわけではありません。しかしながら、手描きでの図面･パース作成に比べれば、はるかに"楽"であることは言うまでもありません。
私は、簡単CADを使用している会社が悪く、手描き図面を描いている会社が良いと、単純には考えておりません。あくまでそれはその会社の個性であって、何に向かって歩んでいるのかを間違えなければ、CADでも手描きでも何でもいいわけです。
この『何に向かって･･･』というところが重要で、基本的には『お客様の利益』これだけが、真実です。 ↑この言葉は深いぞ〜。
LUCEを含め、全ての外構工事会社が『商い』をしているわけで、慈善事業ではないのです。きれいごとだけ並べてる会社もあれば、ドギタナイ手を使ってでも儲けたもん勝ちってところもあります。全ての会社が何かを背負い、それが自分の家族なのか、スタッフなのか、自分だけなのかはわかりませんが、お金を儲けなければ会社は成り立ちません。
とにかく慈善事業ではないのです。
本当は『プラン･見積』は有料にすべきだと思います。
慈善事業じゃないのでお金が発生しない事に誰も真剣にはなりませんよね？
現調行って、何十万円もするCAD買ってプラン作って、何べんも描き直して、鬼のように値切られて･･･、『さようなら･･･』。
ほんまに僕らはボランティアと違いますって。
誰でも腹立ちますわ。
友達の引越し手伝いに行っても寸志くらいもらえまっせ！
外構工事や庭工事というものが、ユーザーの皆様にどんどん認知され、ハウスメーカーの"ついで工事"から主体性をもった"外構エクステリア工事"として、独立したカテゴリーになる日は近いでしょう。既にそうなっているのかもしれません。
私の見解では、まだそうなっていないと思っていますが。
外構エクステリア業界が一般に認知され、家はハウスメーカーや工務店に依頼し、外構は外構工事専門店に依頼する事が当たり前になり、さらには外構工事に対して、国？や専門機関が設計や施工に一定の基準を設け、それらの基準や資格をクリアした会社や人間が設計施工する･･･、そんな日が来ればエクステリアプランナーにもっと日が当たり、もっと優れたプランナーがどんどん育ち、工事価格が適正なものになるのではと、勝手に妄想しています。
日本中で外構エクステリア業界を認知してもらう為に、プラン･見積無料という宣伝広告費を、もう十分に使ってきたのではないでしょうか。
『プラン･見積無料』はユーザーの方々に、外構工事というものを大いに認知をしてもらう要因になりました。
いまでは、単なる叩き･値引合戦をさす為の資料でしかありません。
価格の安い会社が全て悪ではないと思います。
我々も含め、必死にコストを抑えて、かつ最高の品質の工事をしようと、毎日挑戦しています。安くても素晴らしい工事ができるなら、それは賞賛すべきです。でもお客様には多分一番大事な部分は見えないでしょう。
まだまだ私は誰も知らない一介の外構屋です。
ですが、大きな大きな希望（野望）があります。
いつか外構工事にもっともっと日を当てられるように、小さな力をいっぱいいっぱい集めて、ドデカイ事を成就できたら･･･と秘かに思っているのであります。それが何かはまだここでは言えません。まだまだひよっこですから。
LUCEは己の信ずる道を行くだけです。あかんもんはあかん。いいもんはいい。お客様と共有していくだけ。
LUCEはお客様に育ててもらっています。
そして同志たちよ、この業界をちゃんと育てていきましょうね。
ご清聴ありがとうございました。
