はかないもんだ・・・。 - 京都・奈良で外構！外構屋のLUCE　代表ブログ

　いつもお世話になっております。
　LUCE代表の綱田です。

　今朝嫁の友人から電話があった。

　ご主人が亡くなった･･･と。

　亡くなった彼とはご近所さんで、運動会の仲良しグループだった。彼はダスティンホフマン似のニヒルで男らしいガッツマンだった。高校の教師であり、ボクシング部の顧問であり、誰からも一目置かれる大きな大きな存在であった。

　出勤前だったので、すぐに家に行ってみると、そこには冷たくなった動かない彼の肉体が横たわっていた。いつも楽しげな笑顔で語りかけてくれたあの彼はもうそこには居なかった。

　奥さんとも知り合いであったが、何も言葉を掛ける事ができなかった。後ろには3人の子供達も居たが、掛ける言葉を思いつかなかった。

　彼にいかほどの心の闇が潜んでいたのかは知る術もないが、残された家族の衝撃、悲しさや切なさは、私が今まで生きてきた中で受けたどんな衝撃よりも、大きいだろう事は想像に易しかった。

　人生は儚いもんだ。

　今日は一日中彼の事を考えていた。そして彼の家族の事を考えていた。

　私はまだ死にたくないな。

　死ぬのが怖いわけじゃないけれど、想いが止まるまたは強制的に止められてしまうことが怖い。

　死ぬ事は、生まれる事と同様に当たり前の事。人が生まれた瞬間に決まっている唯一の真実。だから恐れても逃げても絶対に逃れられない最後の仕事。皆同じ。

　体も動き、考える事もでき、体験する事ができる今、自分の想いや行動を止めたくない。だから死にたくない。

　とにかく今を精一杯生きて行きますわ。

　
　心の穴っていつ閉まるのかな。

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