今日はコンクリートについて

 いつもお世話になっております。
 LUCE代表の綱田です。


 外構工事では特によく使うコンクリートですが、簡単にその性能についてご紹介します。

 まずコンクリートは圧縮強度に非常に優れております。圧縮強度とは圧縮荷重に対して材料が持ちこたえることが出来る最大応力のことです。
一般的なガレージ土間なんかに使うコンクリートで、約210〜240kg/cm2くらいです。簡単に言えば1cm角の大きさのコンクリートでお相撲さん一人を支える事が出来るって事ですね。強い!
 その反面、コンクリートは引張強度が弱点で、圧縮強度の10分の1程度しかありません。上記のコンクリートがたった20kgそこそこの力で引っ張れば、パカっと割れてしまうわけです。弱い!

 そこで登場するのが鉄筋です。コンクリートの引張強度が弱いところを鉄筋を入れることによって補うわけです。

 土間コンクリートやブロック塀に鉄筋を入れるのはこのためなんですね。

 ただーーし!鉄筋を入れたからといって安心してはいけません。こいつは、一つ間違うとコンクリートをぶっ壊すコワいな奴なんです。

 鉄は錆びます。

 錆びた鉄は体積を約2.5倍に膨らませます。これがコンクリート中で起こると、コンクリートの弱点である引張力が掛かり、中から爆裂する事になります。

 鉄筋を入れているからと決して安心しないで下さい。

 コンクリート構造物を守る鍵は"アルカリ性"です。

 そして"錆"がキーワード。


 お客様に在られましては、『鉄筋を入れているか?』よりも『どういう入れ方をしているか?』を施工会社に問うて下さい。

 そして被り厚は何cmなのかを問うて下さい。


 この問いに答えられない業者さんは、基本NGだと考えていいと思います。


 我々の現場作業には全て理由があります。根拠があります。

 そして見積積算にも理由があり根拠があります。


 本物の工事品質に対する値引は、お客様にとっても施工会社にとっても、得が何一つありません。

 
 嘘っぱちの工事をする業者さんは、いくらでも値引を入れてきます。施工業者の値段叩きまくって。


 話を元に戻して、コンクリートって物凄く奥深いです。セメントと砂と砂利を適当に混ぜて水で溶けば、ちゃんと固まりはしますが、そんな単純なもんではございません。

 意外と知らない職人さんが多いこの業界。

 LUCEでは職人さんにコンクリートの勉強を必ずしてもらいます。そして私は抜き打ちで現場に視察に行きます。

 私の目を欺いてしょーもない工事しとったら、99%出来上がっていようが、ぶっ壊してもらいます。


 外構工事は見た目がとても重要。デザイン・機能性・仕上がりがほとんど全てと言っても過言ではないほど、お客様に中身の事を言われたことがありません。中身のクレームが来るのは、何か大きな問題が起こった時だけ。もしかしたら10年保証の先にそれが来るのかもしれない。お客様はただただ泣き寝入り。保証期間は終了していますから。

決して見た目には表れない(出来た瞬間は)部分に、一番気を配る。
見た目は荒れ果てても、中身の強度は全く問題無しの構造物造る。

 それが私の仕事。責任。


 まだまだもっともっと頑丈なもん造ります。見た目はプランナーに任せますが。



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あかん・・・、最近話がくどいような気がする・・・。