マナー違反
いつもお世話になっております。
LUCE代表の綱田です。
最近日本のゴルフ界では18歳のスーパースターが出現し、にわかに活気付いているようです。
何を隠そう私自身も非常にゴルフは好きで、月一くらいでラウンドしたりもします。また、プロの試合も年に1〜2回は見に行ったりするのですが、先日も京都の城陽市で行われたパナソニックオープンへ行ってきました。
新聞紙上やネットでマナーの問題が大きく取り沙汰されておりますが、私自身も現地でその光景を目の当たりにしました。
プロがアドレスしてバックスイングに入った瞬間『カシャッ!』とカメラのシャッター音。コース間の移動時には選手に触ろうとする人。挙句の果てにはビデオカメラで堂々と撮影する人まで居りました。私の妻が近くに居たマナー違反者に『カメラ駄目ですよ』と注意すると、『文句あんのかコラ』と逆切れです。
悲しいですね。あの広大なコースの中のたった10cm足らずの小さなホールにボールを入れるという繊細な作業を行う中で、またそれを生業としている人たちの仕事場で、平気でそういうマナー違反を犯す人。
我々の身近にもこのような方達が、多く居ることは紛れもない事実です。
LUCEではデザイナーの知的財産を守る取り組みである『New Moral Standard』のキャンペーンに賛同しております。詳しくは→New moral standardをご覧ください。
最近は本当にひどい状態です。
このままではこの業界の若い人材が育たないでしょう。どれほどプランナー達が、お客様の事を考え、使う人の生活を想像し、知恵を振り絞って作ったデザインであるかを考えてみてください。
我々の仕事は決してボランティア活動ではありません。お客様から代金をいただいて初めて飯が食える本当に実直な仕事です。無料でプランを差し上げている訳ではないのです。プランをするのは、お客様と共により充実したエクステリアライフを想像し、作り上げていきたいからです。そのプランの中には我々の経験と知恵が凝縮されており、それは他社様のプランナー様もその通りであると私は信じております。
外構デザインのプロとして、決して悲しいマナー違反はしないで下さい。そしてそのプロの仕事場を土足で荒らすような、デザインの横流しはやめてください。それは重大なマナー違反なのですよ。
『自分で自分の首を絞める…』
いずれ外構・エクステリア業界は大きな大きな淘汰の波に呑まれるでしょう。
私たちはその波に打ち勝ち残らなければならない存在だと思っています。
地域に密着し、地域の人と共に同じ未来を共有することが、工事屋さんの生きる道だと思います。
『○○さん、門扉の調子どう??』って声を掛けられる身近な存在じゃなければ、その人の未来まで考えたプランなんぞ出来るはずもなく、またする理由もなく。
金だけのつながりは、金の切れ目が縁の切れ目。
10年後ブロック塀が倒れても、『保証期間は終わりました』で終わりです。
そういう職人もいっぱい居ますよ。いっぱい離れていただきましたけどね。
ゴルフが仕事の人も、外構工事が仕事の人も、マナーがあってナンボです。
そういう日本でありたいですね。
ご清聴ありがとうございました。